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日本語って難しい
空中分解したままのケンカは、もやもらと胸のあたりにわだかまっているけれど、私は助手席で感情を押し込め、大人しくしている。
夜を走る車の中、猛烈な孤独に襲われる。圧倒的なディスコミュニケーションを前に、為す術もない。この気持ちを、彼に伝わるように話すことは不可能で、ただただ持て余す。
引用【How old are you? 山内マリコ】
「まほって、本読んでる?」
そんなことを急に質問されて戸惑う私。
「1番最近買った本は?」
「弘中アナのエッセイ写真集。」
「ちゃんと本読もうか。日本語力つけよう」
最近、友人とした会話です。
仕事など目的が明確化していることを
伝えることや、わかりやすく噛み砕いて相手に伝えることはあながち得意な方だと思っていて、実際にスラスラと言葉が出てきます。
ただ、自分自身の気持ちをうまく人に伝えるのが最近もの凄い苦手ということが判明してきました。自分の気持ちを的確に相手に伝えるのが下手なんです。特に異性なら尚更。
言葉の選び方、伝え方を間違えると
勘違いして捉えられたり、すぐにメンヘラの言葉で片付けられてしまったりするので
そんな風に片付けられないようにしつつも、
相手を不快な気持ちにさせないように
色んなことを考えながら
相手に自分の想いを言語化して伝えることは
私にとってはとても難しいんです。
そして、なにより日本語が下手って言われて、少し悲しいというか悔しかったです。
なんせ、暇さえあれば本を読んでた小学生の頃。ハマるととことん読み続けて、ひたすら読んでいた時期もありました。
少年の主張やら、読書感想文やら
自分の気持ちを伝えることで賞を取ったことも何回もあったので、、得意だと思っていたことが苦手なことだったなんて…このギャップになんとも言えない気持ちになりました。
でも、これが今の私の現実であり、課題。
とりあえず、本を読む!そう思って家の本棚にあった山内マリコさんのエッセイ集「わたしたちよくやっている」を手に取り、読んだ最初の短編で今の私とまさしく同じ気持ちになっている主人公の物語で、どこか救われた気持ちになりました。
言われたままで終われないのが私です。
とても悔しかったので、日本語力つけます。
悔しい気持ちと同時に、課題がたくさんまだまだ見つかる、そして見つけてもらえることは、実はとても素敵なことなので、言われるうちが花だと思い、真摯に受け止めて、行動にうつしていきたいです。